【日立エコキュート】HE05エラーの原因と対処法|給水サーミスタ異常

エラーコード一覧


HE05エラーとは

日立エコキュートのHE05エラーは、ヒートポンプユニット側の給水サーミスタ異常を示すエラーです。

給水サーミスタとは、ヒートポンプユニットに入ってくる水の温度を検知するための部品です。エコキュートは水を加熱してお湯を作るため、入ってくる水の温度を正しく判断する必要があります。

この給水サーミスタに異常が出ると、水温を正しく検知できなくなり、リモコンにHE05エラーが表示されます。


HE05エラーが出たときに使える機能

機能使用可否補足
給湯使用できる場合があります
湯はり通常通り使える場合があります
沸き上げ沸き上げできる場合があります

HE05は、エラーが出ていてもお湯が使えることが多いエラーです。ただし機器が正常な状態とは言えないため、早めに点検を検討することをおすすめします。


HE05エラーの主な原因

給水サーミスタの断線・故障

現場では、給水サーミスタの断線による故障がよく見られます。

サーミスタは温度を検知するための部品で、使用年数の経過や部品劣化によって断線し、正常な温度を検知できなくなることがあります。

基板の水濡れによる不具合

もうひとつ多いのが、基板が水に濡れてダメになっているケースです。

ヒートポンプユニット内部で水漏れが起きると、その湿気や水分が基板にかかり、基板が正常に機能しなくなります。原因としては熱交換器やヒートポンプ渡り配管の接続部からの湯漏れが挙げられます。

この場合、基板交換だけでなく、水漏れ箇所の修理が同時に必要になります。水漏れを直さずに基板だけ交換しても、再び同じ状態になる可能性があるためです。

配線・コネクタの接触不良

給水サーミスタ本体ではなく、サーミスタにつながる配線やコネクタの接触不良が原因になることもあります。屋外設置のヒートポンプユニットは雨・湿気・温度変化の影響を受けやすく、経年劣化によって接続部に不具合が出ることがあります。


HE05エラーが出てもお湯は使える?

HE05エラーが出ていても、給湯・湯はり・沸き上げが使える場合があります。

「お湯が出ているから大丈夫」と感じるかもしれませんが、エラーが出ている以上、機器は正常な状態ではありません。現場では「使えている間は使ってもらって大丈夫」とお伝えしていますが、今後使えなくなる可能性があるため、早めの修理をおすすめしています。

エラー表示が消えない・繰り返し出る場合は、点検を依頼した方が安心です。


自分でできる確認ポイント

リモコンのエラー番号を確認する

リモコンに表示されているエラーがHE05かどうかを確認してください。複数のエラーが出ている場合もあるため、表示内容をメモしておくと業者への相談がスムーズになります。

お湯が使えるか確認する

以下の点を確認しておくと、状況を伝えやすくなります。

  • 蛇口からお湯が出るか
  • お湯の温度が安定しているか
  • 浴槽への湯はりができるか
  • 沸き上げ運転ができているか
  • エラーが一時的か、繰り返し出るか

ヒートポンプユニットまわりを確認する

屋外のヒートポンプユニットまわりに、異音・異臭・水漏れ・凍結などがないか確認してください。ただし、カバーを開けたり配線を触ったりするのは避けてください。


電源リセットで直る?

一時的な誤検知であれば、電源リセット後にエラーが消える場合もあります。ただし、サーミスタの断線や基板の水濡れが原因の場合はリセットしても再発します。

リセット後に再びHE05が表示される場合は、部品異常の可能性があるため、専門業者へ点検を依頼してください。


修理になる場合の内容

給水サーミスタの交換

サーミスタの断線が原因であれば、サーミスタ交換が必要になります。原因箇所が特定できれば、比較的判断しやすい修理です。ただしヒートポンプユニット内部の部品になるため、使用者自身での交換はできません。

水漏れ修理+基板交換

基板の水濡れが原因の場合は、基板交換と同時に水漏れ箇所の修理が必要です。熱交換器やヒートポンプ渡り配管の接続部など、湯漏れが起きている箇所を特定して修理します。

水漏れを放置したまま基板だけ交換しても、再び基板が濡れて同じ不具合が起きる可能性があるため、根本原因の修理が必要です。

配線・コネクタの修正

配線やコネクタの接触不良が原因の場合は、接続部の確認や修正が必要です。配線が傷んでいる場合は、部品交換や補修が必要になることもあります。


年数が経っている場合は買い替えも検討

HE05エラーは原因を絞りやすいエラーではありますが、使用年数が長いエコキュートの場合はサーミスタや基板だけでなく、ヒートポンプユニット全体の劣化も考える必要があります。

今回がヒートポンプユニット側の修理であれば、同じ年数使っている貯湯タンク側でも今後不具合が出る可能性があります。反対に、タンク側を先に修理していた場合でも、今度はヒートポンプユニット側で高額修理が発生するケースもあります。

設置から年数が経っている場合は、今回の修理だけでなく、今後の故障リスクも含めて修理か買い替えかを判断することが大切です。


HE05エラーが出たときの対処の流れ

  1. リモコンのエラー番号がHE05か確認する
  2. 給湯・湯はり・沸き上げが使えるか確認する
  3. ヒートポンプユニットまわりに水漏れや異常がないか確認する
  4. 電源リセット後に再発するか確認する
  5. エラーが消えない・繰り返し出る場合は専門業者へ相談する

まとめ

日立エコキュートのHE05エラーは、ヒートポンプユニット側の給水サーミスタ異常を示すエラーです。

現場では、給水サーミスタの断線か、基板の水濡れによる不具合が多い傾向があります。基板が水濡れしている場合は、熱交換器やヒートポンプ渡り配管からの湯漏れが原因になっていることが多く、基板交換と合わせて水漏れ箇所の修理が必要になります。

HE05はお湯が使える場合が多いエラーですが、使えているからといって放置してよいわけではありません。今後使えなくなる可能性があるため、早めに点検を依頼することをおすすめします。

使用年数が長い場合は、今回の修理だけでなく機器全体の状態を考慮したうえで、修理か買い替えかを慎重に判断しましょう。

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