【日立エコキュート】HE06エラーの原因と対処法|沸き上げサーミスタ異常

エラーコード一覧

HE06エラーとは

日立エコキュートのHE06エラーは、ヒートポンプユニット側の沸き上げサーミスタ異常を示すエラーです。

沸き上げサーミスタとは、ヒートポンプユニットでお湯を沸かす際の温度を検知するための部品です。この温度を正しく検知できなくなると、機器が安全に沸き上げ運転を行えなくなり、HE06エラーが表示されます。

HE06は沸き上げが止まるエラーです。タンク内に残っているお湯は使えますが、新しくお湯を作ることができないため、残湯を使い切るとお湯切れになります。


HE06エラーが出たときに使える機能

機能使用可否補足
給湯タンク内にお湯が残っていれば使用できます
湯はりタンク内のお湯を使って湯はりできます
沸き上げ×沸き上げ温度を正しく検知できず、沸き上げできません

「まだお湯が出るから大丈夫」と感じるかもしれませんが、沸き上げができていないためタンクのお湯は減る一方です。気づいたときにはすでにお湯切れになっていた、というケースも少なくありません。早めの対処をおすすめします。


HE06エラーの主な原因

HE06はHE05(給水サーミスタ異常)と同様の原因で起きるエラーです。

沸き上げサーミスタの断線・故障

サーミスタの断線による故障が原因になるケースがあります。使用年数の経過や部品劣化によって断線し、正しい温度を検知できなくなることがあります。

基板の水濡れによる不具合

基板が水に濡れてダメになっているケースも多く見られます。ヒートポンプユニット内部で水漏れが起きると、その湿気や水分が基板にかかり、基板が正常に機能しなくなります。原因としては熱交換器やヒートポンプ渡り配管の接続部からの湯漏れが挙げられます。

この場合、基板交換だけでなく水漏れ箇所の修理が同時に必要です。水漏れを放置したまま基板だけ交換しても、再び同じ状態になる可能性があります。

なお、お客様から「エラーが出ていて、水漏れもある」という申告がある場合は、ヒートポンプ熱交換器からの水漏れが疑われるため、修理前から部品準備を行うことがあります。

配線・コネクタの接触不良

サーミスタにつながる配線やコネクタの接触不良が原因になることもあります。屋外設置のヒートポンプユニットは雨・湿気・温度変化の影響を受けやすく、経年劣化によって接続部に不具合が出ることがあります。


自分でできる確認ポイント

リモコンのエラー番号を確認する

リモコンに表示されているエラーがHE06かどうかを確認してください。複数のエラーが出ている場合もあるため、表示内容をメモしておくと業者への相談がスムーズになります。

残湯量と沸き上げ状況を確認する

以下の点を確認しておくと、状況を伝えやすくなります。

  • リモコンの残湯表示が減っていないか
  • 夜間に沸き上げされているか
  • 沸き増し操作をしても動かないか
  • ヒートポンプユニットが運転しているか

ヒートポンプユニットまわりを確認する

屋外のヒートポンプユニットまわりに、異音・異臭・水漏れ・凍結などがないか確認してください。特に水漏れがある場合は、基板への影響が出ている可能性があるため、業者へ伝えてください。

ただし、サーミスタはヒートポンプユニット内部の配線の束の中にある部品です。専門業者でなければ該当部品を探し当てることは難しいため、カバーを開けたり配線を触ったりするのは避けてください。


電源リセットで直る?

一時的な誤検知であれば、電源リセット後にエラーが消える場合もあります。ただしサーミスタの断線や基板の水濡れが原因の場合はリセットしても再発します。

エラー表示が消えても沸き上げ運転が正常にできていなければ根本的な解決にはなりません。リセット後に再びHE06が表示される場合や、残湯量が増えない場合は、専門業者へ点検を依頼してください。


修理になる場合の内容

沸き上げサーミスタの交換

サーミスタの断線が原因であれば、サーミスタ交換が必要です。専門業者であれば問題なく対応できる修理ですが、ユニット内部の配線の束の中から該当部品を特定する必要があるため、使用者自身での交換はできません。

水漏れ修理+基板交換

基板の水濡れが原因の場合は、基板交換と同時に水漏れ箇所の修理が必要です。熱交換器やヒートポンプ渡り配管の接続部など、湯漏れが起きている箇所を特定して修理します。水漏れを放置したまま基板だけ交換しても、再び基板が濡れて同じ不具合が起きる可能性があります。

配線・コネクタの修正

配線やコネクタの接触不良が原因の場合は、接続部の確認や修正が必要です。配線が傷んでいる場合は、部品交換や補修が必要になることもあります。


年数が経っている場合は買い替えも検討

HE06エラーは部品単体の交換で改善する場合もありますが、使用年数が長いエコキュートではサーミスタだけでなく、配線・基板・ヒートポンプユニット全体の劣化も考える必要があります。

今回がヒートポンプユニット側の修理であれば、同じ年数使っている貯湯タンク側でも今後不具合が出る可能性があります。反対に、タンク側を先に修理していた場合でも、今度はヒートポンプユニット側で高額修理が発生するケースもあります。

設置から年数が経っている場合は、今回の修理だけでなく今後の故障リスクも含めて、修理か買い替えかを判断することが大切です。


HE06エラーが出たときの対処の流れ

  1. リモコンのエラー番号がHE06か確認する
  2. 残湯量を確認し、お湯の減り具合を把握する
  3. 沸き上げ運転や沸き増しができるか確認する
  4. ヒートポンプユニットまわりに水漏れや異常がないか確認する
  5. 電源リセット後に再発するか確認する
  6. エラーが消えない・沸き上げできない場合は専門業者へ相談する

HE06は沸き上げができないエラーです。タンクのお湯がなくなる前に、早めに点検を依頼することをおすすめします。


まとめ

日立エコキュートのHE06エラーは、ヒートポンプユニット側の沸き上げサーミスタ異常を示すエラーです。

原因はHE05(給水サーミスタ異常)と同様で、サーミスタの断線や基板の水濡れによる不具合が多い傾向があります。基板が水濡れしている場合は、熱交換器やヒートポンプ渡り配管からの湯漏れが原因になっていることが多く、基板交換と合わせて水漏れ箇所の修理が必要です。

HE06はタンクにお湯が残っていれば給湯や湯はりができますが、沸き上げはできません。気づいたときにはすでにお湯切れになっていたというケースも多いため、エラーが出たら早めに対処することをおすすめします。

使用年数が長い場合は、今回の修理だけでなく機器全体の状態を考慮したうえで、修理か買い替えかを慎重に判断しましょう。

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