【日立エコキュート】HE01エラーの原因と対処法|冷媒漏洩異常

エラーコード一覧


HE01エラーとは

日立エコキュートのHE01エラーは、ヒートポンプユニット側で発生する冷媒漏洩異常を示すエラーです。

冷媒とは、ヒートポンプユニットが空気の熱を使ってお湯を沸かすために必要なガスのことです。この冷媒が漏れていたり、冷媒回路に異常があると、ヒートポンプユニットは正常にお湯を沸かすことができなくなります。

HE01が表示された場合、貯湯タンクに残っているお湯は使用できることがありますが、新しくお湯を作る沸き上げ運転はできない状態になることが多いです。


HE01エラーが出たときに使える機能

機能使用可否補足
給湯タンク内にお湯が残っていれば使用できる場合があります
湯はりタンク内のお湯を使って湯はりできる場合があります
沸き上げ×ヒートポンプユニットの異常により沸き上げできません

タンク内のお湯を使い切ると、新しく沸かせないためお湯切れになります。早めに対処することをおすすめします。


HE01エラーの主な原因

冷媒ガスの漏れ(もっとも多いケース)

HE01エラーの原因として、現場では冷媒漏れがもっとも多いです。

冷媒が漏れている場合、ヒートポンプユニット内部の部品がべたついていることがあります。これは冷媒に含まれる油分が付着するためで、点検時の判断材料のひとつになります。

冷媒が不足するとヒートポンプユニットは正常に熱を作れなくなるため、沸き上げが停止します。この状態はリモコン操作では復旧できず、専門的な点検が必要です。

基板の不具合

冷媒漏れではなく、ヒートポンプユニット側の基板不良が原因でHE01が表示されることもあります。

エラーを出すかどうかは最終的に基板が判断しているため、基板自体に異常があると誤ってエラーを検知することがあります。たとえば、基板に虫が侵入してショートした場合なども、HE01として表示されることがあります。

この場合は基板交換で改善する可能性があります。

熱交換器の不具合

冷媒回路に関係する部品として、熱交換器の不具合が原因になる場合もあります。熱交換器はヒートポンプユニットの重要部品であるため、交換が必要になると修理費用が高額になりやすい傾向があります。


自分でできる確認ポイント

リモコンのエラー番号を確認する

まず、リモコンに表示されているエラーがHE01かどうかを確認してください。似た表示や複数のエラーが出ている場合もあるため、表示内容をメモしておくと修理の相談がスムーズになります。

タンク内のお湯が残っているか確認する

HE01が出ていても、タンクにお湯が残っていればしばらく給湯や湯はりが使える場合があります。ただし沸き上げができないため、残湯量が減るとお湯切れになります。使い切らないよう注意してください。

ヒートポンプユニットまわりを確認する

屋外のヒートポンプユニットのまわりに、異音・異臭・水漏れ・霜付きなどがないか確認してください。ただし、カバーを開けたり配管を触ったりするのは避けてください。


電源リセットで直る?

一時的な誤検知であれば、電源リセット後にエラーが消えることもあります。ただし根本的な原因が残っている場合は再発します。

冷媒漏れや部品故障が原因の場合、リセットだけで正常復旧する可能性は低いです。リセット後に再度HE01が表示される場合は、使用を続けず専門業者へ点検を依頼してください。


ガス補充だけで直せる?

HE01エラーの場合、冷媒ガスを補充するだけの対応は基本的に行いません。

冷媒が不足しているということは、どこかから漏れている可能性があります。漏れている箇所を特定せずにガスだけを補充しても、再び漏れて同じエラーが再発します。

冷媒回路の点検・修理は専門的な作業です。ガス補充だけで済むと考えず、ヒートポンプユニット全体の状態を確認する必要があります。


修理になる場合の内容と費用感

基板交換で済む場合

基板不良が原因であれば、基板交換で改善することがあります。冷媒回路そのものに異常がなければ、比較的修理の判断がしやすいケースです。ただし使用年数が長い場合は、基板を交換しても別の部品が後から故障するリスクがあります。

熱交換器交換が必要な場合

冷媒漏れや熱交換器の不具合が原因の場合は、修理費用が高額になりやすいです。また年数が経っている機器では、部品の供給状況によって修理対応ができない場合もあります。


修理か買い替えか、判断のポイント

HE01エラーで修理費用が高額になる場合、修理するか買い替えるかの判断が必要になることがあります。

ひとつの考え方として、今回の修理がヒートポンプユニット側であれば、同じ年数使っている貯湯タンク側でも今後不具合が出る可能性があるという点があります。

反対に、タンク側を先に修理していた場合でも、今度はヒートポンプユニット側で高額修理が発生するケースもあります。

修理金額が高額になるほど、「今回だけ直す」という判断より、今後の故障リスクや部品供給状況も含めて総合的に判断することが大切です。使用年数が長い場合は、業者に率直に相談してみてください。


HE01エラーが出たときの対処の流れ

  1. リモコンのエラー表示がHE01か確認する
  2. タンク内のお湯が残っているか確認する
  3. ヒートポンプユニットまわりに異常がないか確認する
  4. 電源リセットを試し、再発するか確認する
  5. 再度HE01が出る場合は、専門業者へ点検を依頼する

沸き上げができない状態のため、放置するとお湯切れになります。タンクにお湯が残っている間に早めに相談することをおすすめします。


まとめ

日立エコキュートのHE01エラーは、ヒートポンプユニット側の冷媒漏洩異常を示すエラーです。

現場では冷媒漏れが原因のケースがもっとも多く、ユニット内部のべたつきが判断材料になることがあります。そのほか、基板不良(虫の侵入によるショートなども含む)や熱交換器の不具合が原因になることもあります。

冷媒ガスを補充するだけでは再発するため、漏れ箇所の特定を含めたユニット全体の点検が必要です。

修理費用が高額になる場合は、ヒートポンプユニットと貯湯タンク両方の使用年数を考慮したうえで、修理か買い替えかを判断することをおすすめします。

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