【日立エコキュート】HE07エラーの原因と対処法|蒸発器出口サーミスタ異常

エラーコード一覧

HE07エラーとは

日立エコキュートのHE07エラーは、ヒートポンプユニット側の蒸発器出口サーミスタ異常を示すエラーです。

ヒートポンプユニットは、外の空気から熱を取り込んでお湯を沸かす仕組みになっています。その中で蒸発器は、外気の熱を冷媒に吸収させる部分です。蒸発器出口サーミスタは、この蒸発器を通過した後の温度を検知するための部品です。

この部品に異常が出ると、ヒートポンプユニットが温度状態を正しく判断できなくなり、HE07エラーが表示されます。

HE07はHE05(給水サーミスタ異常)・HE06(沸き上げサーミスタ異常)と同じサーミスタ系のエラーで、原因や修理内容も同様の傾向があります。


HE07エラーが出たときに使える機能

機能使用可否補足
給湯使用できる場合があります
湯はり通常通り使える場合があります
沸き上げ沸き上げできる場合があります

HE07はエラーが出ていてもお湯が使えることが多いエラーです。ただし機器が正常な状態とは言えないため、エラーが消えない・繰り返し出る場合は早めに点検を検討してください。


HE07エラーの主な原因

HE07はHE05・HE06と同様、以下の3つが主な原因です。

サーミスタの断線・故障

蒸発器出口サーミスタの断線による故障が原因になるケースがあります。使用年数の経過や部品劣化によって断線し、正しい温度を検知できなくなることがあります。

基板の水濡れによる不具合

ヒートポンプユニット内部で水漏れが起きると、その湿気や水分が基板にかかり、基板が正常に機能しなくなります。水熱交換器からの水漏れが原因になることが多く、この場合は基板交換と水漏れ箇所の修理が同時に必要になります。

水漏れを放置したまま基板だけ交換しても、再び同じ状態になる可能性があるため、根本原因の修理が必要です。

配線・コネクタの接触不良

サーミスタにつながる配線やコネクタの接触不良が原因になることもあります。屋外設置のヒートポンプユニットは雨・湿気・温度変化の影響を受けやすく、経年劣化によって接続部に不具合が出ることがあります。


蒸発器の汚れや霜付きとの関係は?

ヒートポンプユニットは外気を取り込む機器のため、蒸発器に汚れや霜が付くことがあります。ただし、これらはHE07エラーとの関係は薄く、エラーの直接原因にはなりにくいです。

HE07が出た場合は、蒸発器の外観よりもサーミスタ・基板・水漏れの有無を優先して確認する必要があります。


自分でできる確認ポイント

リモコンのエラー番号を確認する

リモコンに表示されているエラーがHE07かどうかを確認してください。複数のエラーが出ている場合もあるため、表示内容をメモしておくと業者への相談がスムーズになります。

お湯が使えるか確認する

以下の点を確認しておくと、状況を伝えやすくなります。

  • 蛇口からお湯が出るか
  • お湯の温度が安定しているか
  • 沸き上げ運転ができているか
  • エラーが一時的か、繰り返し出るか

ヒートポンプユニットまわりを確認する

屋外のヒートポンプユニットまわりに、異音・異臭・水漏れなどがないか確認してください。特に水漏れがある場合は、基板への影響が出ている可能性があるため、業者へ必ず伝えてください。

カバーを開けたり配線を触ったりするのは避けてください。


電源リセットで直る?

一時的な誤検知であれば、電源リセット後にエラーが消える場合もあります。ただしサーミスタの断線や基板の水濡れが原因の場合はリセットしても再発します。

リセット後に再びHE07が表示される場合は、部品異常の可能性があるため、専門業者へ点検を依頼してください。


修理になる場合の内容

サーミスタの交換

サーミスタの断線が原因であれば、サーミスタ交換が必要です。ヒートポンプユニット内部の配線の束の中にある部品のため、専門業者でなければ該当部品の特定・交換はできません。

水漏れ修理+基板交換

基板の水濡れが原因の場合は、基板交換と同時に水漏れ箇所の修理が必要です。水熱交換器や配管接続部など、湯漏れが起きている箇所を特定して修理します。水漏れを放置したまま基板だけ交換しても再発する可能性があります。

配線・コネクタの修正

配線やコネクタの接触不良が原因の場合は、接続部の確認や修正が必要です。配線が傷んでいる場合は部品交換や補修が必要になることもあります。


年数が経っている場合は買い替えも検討

HE07エラーはサーミスタ単体の交換で改善する場合もありますが、使用年数が長いエコキュートではサーミスタだけでなく配線・基板・ヒートポンプユニット全体の劣化も考える必要があります。

今回がヒートポンプユニット側の修理であれば、同じ年数使っている貯湯タンク側でも今後不具合が出る可能性があります。反対に、タンク側を先に修理していた場合でも、今度はヒートポンプユニット側で高額修理が発生するケースもあります。

設置から年数が経っている場合は、今回の修理だけでなく今後の故障リスクも含めて、修理か買い替えかを判断することが大切です。


HE07エラーが出たときの対処の流れ

  1. リモコンのエラー番号がHE07か確認する
  2. 給湯・湯はり・沸き上げが使えるか確認する
  3. ヒートポンプユニットまわりに水漏れや異常がないか確認する
  4. 電源リセット後に再発するか確認する
  5. エラーが消えない・繰り返し出る場合は専門業者へ相談する

まとめ

日立エコキュートのHE07エラーは、ヒートポンプユニット側の蒸発器出口サーミスタ異常を示すエラーです。

蒸発器出口サーミスタは、外気の熱を取り込む蒸発器を通過した後の温度を検知する部品です。HE05・HE06と同じサーミスタ系のエラーで、原因や修理内容も同様の傾向があります。具体的にはサーミスタの断線、基板の水濡れによる不具合、配線・コネクタの接触不良が主な原因です。

基板が水濡れしている場合は水熱交換器からの水漏れが原因になることが多く、基板交換と合わせて水漏れ箇所の修理が必要になります。

蒸発器の霜付きや汚れはHE07の直接原因にはなりにくいため、エラーが出た場合はサーミスタ・基板・水漏れの有無を優先して確認することが重要です。

使用年数が長い場合は、今回の修理だけでなく機器全体の状態を考慮したうえで、修理か買い替えかを慎重に判断しましょう。

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