【日立エコキュート】HE09エラーの原因と対処法|HPユニット外気温サーミスタ異常

HE09エラーとは

日立エコキュートのHE09エラーは、ヒートポンプユニット側の外気温サーミスタ異常を示すエラーです。

外気温サーミスタとは、ヒートポンプユニット背面に取り付けられており、ユニット周辺の外気温を検知するための部品です。エコキュートは屋外の空気の熱を利用してお湯を沸かす仕組みのため、外気温の情報は運転制御に関係しています。

この部品に異常が出ると、ヒートポンプユニットが外気温を正しく判断できなくなり、HE09エラーが表示されます。

原因や修理内容はHE05・HE06・HE07と同じサーミスタ系エラーと同様の傾向があります。


HE09エラーが出たときに使える機能

機能使用可否補足
給湯使用できる場合があります
湯はり通常通り使える場合があります
沸き上げHE09単独であれば使える場合があります

HE09はエラーが出ていてもお湯が使えることが多いエラーです。ただし過去に他のサーミスタ異常が重なっていた場合、沸き上げができなくなることがあります。


HE09エラーの主な原因

外気温サーミスタの断線・故障

サーミスタの断線による故障が原因になるケースがあります。使用年数の経過や部品劣化によって断線し、正しい外気温を検知できなくなることがあります。

外気温サーミスタはヒートポンプユニットの背面に取り付けられている部品です。他のサーミスタ同様、「サーミスタセット」という形で部品が提供されており、交換は専門業者が行います。

基板の水濡れによる不具合

ヒートポンプユニット内部で水漏れが起きると、湿気や水分が基板にかかり、基板が正常に機能しなくなります。水熱交換器からの水漏れが原因になることが多く、この場合は基板交換と水漏れ箇所の修理が同時に必要になります。

水漏れを放置したまま基板だけ交換しても再発する可能性があるため、根本原因の修理が必要です。

配線・コネクタの接触不良

サーミスタにつながる配線やコネクタの接触不良が原因になることもあります。屋外設置のヒートポンプユニットは雨・湿気・温度変化の影響を受けやすく、経年劣化によって接続部に不具合が出ることがあります。


「他のエラーと同時に出ている」とはどういうこと?

リモコンに表示されるエラーは通常1種類のみです。そのため、使用者側から見ると「HE09しか出ていない」という状況になります。

ただし、専門業者が点検する際にはエラー履歴を確認することができます。その履歴の中に別のサーミスタ系エラーが残っている場合、過去に複数の温度センサーに異常が起きていたことが分かります。

このような場合、外気温サーミスタだけを交換しても改善しない可能性があるため、エラー履歴の確認も含めた点検が重要です。


自分でできる確認ポイント

リモコンのエラー番号を確認する

リモコンに表示されているエラーがHE09かどうかを確認してください。表示内容をメモしておくと業者への相談がスムーズになります。

お湯と沸き上げの状況を確認する

以下の点を確認しておくと、状況を伝えやすくなります。

  • 蛇口からお湯が出るか
  • 残湯量が増えているか
  • 沸き上げ運転ができているか
  • エラーが一時的か、繰り返し出るか

ヒートポンプユニットまわりを確認する

屋外のヒートポンプユニットまわりに、異音・異臭・水漏れなどがないか確認してください。特に水漏れがある場合は、基板への影響が出ている可能性があるため業者へ必ず伝えてください。

カバーを開けたり配線を触ったりするのは避けてください。


電源リセットで直る?

一時的な誤検知であれば、電源リセット後にエラーが消える場合もあります。ただしサーミスタの断線や基板の水濡れが原因の場合はリセットしても再発します。

リセット後に再びHE09が表示される場合や、残湯量が増えない場合は、専門業者へ点検を依頼してください。


修理になる場合の内容

外気温サーミスタの交換

サーミスタの断線が原因であれば、サーミスタ交換が必要です。他のサーミスタ同様、サーミスタセットとして部品が提供されており、専門業者が交換作業を行います。使用者自身での交換はできません。

水漏れ修理+基板交換

基板の水濡れが原因の場合は、基板交換と同時に水漏れ箇所の修理が必要です。水熱交換器や配管接続部など、湯漏れが起きている箇所を特定して修理します。水漏れを放置したまま基板だけ交換しても再発する可能性があります。

複数箇所の点検・修理

エラー履歴に他のサーミスタ系エラーが残っている場合は、外気温サーミスタだけでなく、他の温度センサーや基板も含めた確認が必要になることがあります。複数箇所に不具合がある場合は、修理内容が大きくなることもあります。


年数が経っている場合は買い替えも検討

HE09エラーはサーミスタ単体の交換で改善する場合もありますが、使用年数が長いエコキュートではサーミスタだけでなく、配線・基板・ヒートポンプユニット全体の劣化も考える必要があります。

今回がヒートポンプユニット側の修理であれば、同じ年数使っている貯湯タンク側でも今後不具合が出る可能性があります。反対に、タンク側を先に修理していた場合でも、今度はヒートポンプユニット側で高額修理が発生するケースもあります。

設置から年数が経っている場合は、今回の修理だけでなく今後の故障リスクも含めて、修理か買い替えかを判断することが大切です。


HE09エラーが出たときの対処の流れ

  1. リモコンのエラー番号がHE09か確認する
  2. 給湯・湯はり・沸き上げが使えるか確認する
  3. 残湯量が増えているか確認する
  4. ヒートポンプユニットまわりに水漏れや異常がないか確認する
  5. 電源リセット後に再発するか確認する
  6. エラーが消えない・繰り返し出る場合は専門業者へ相談する

まとめ

日立エコキュートのHE09エラーは、ヒートポンプユニット背面に取り付けられた外気温サーミスタの異常を示すエラーです。

原因はHE05・HE06・HE07と同様で、サーミスタの断線、基板の水濡れによる不具合、配線・コネクタの接触不良が主な傾向です。基板が水濡れしている場合は水熱交換器からの水漏れが原因になることが多く、基板交換と合わせて水漏れ箇所の修理が必要になります。

リモコンに表示されるエラーは通常1種類のみですが、専門業者がエラー履歴を確認すると過去に別のサーミスタ系エラーが出ていたことが分かる場合があります。その場合は外気温サーミスタだけでなく、複数箇所の点検が必要になることがあります。

HE09はお湯が使えることが多いエラーですが、エラーが繰り返し出る場合や残湯量が増えない場合は早めに専門業者へ相談することをおすすめします。

使用年数が長い場合は、今回の修理だけでなく機器全体の状態を考慮したうえで、修理か買い替えかを慎重に判断しましょう。

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